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豊富な資源を積極活用するブラジル

国立サンパウロ大学(USP)ブラジル国内では自国の豊富な資源を有効に活用する様々な試みが積極的に行われている。
一辺が14メートル、深さ4メートルのプールの4箇所に取り付けられた装置が引き起こす波がプールの中央でぶつかり合う。

高さ1メートル以上にもなる水の柱に海上石油基地の模型が揺らぐ。

サンパウロ市の中心部から少し離れた丘の上に立つ国立サンパウロ大学(USP)に2009年12月に完成したの国営石油会社、ペトロプラスとUSPの研究拠点があります。

今後の深海油田開発にいかそうと、波の動きのシュミレーターや高性能コンピューターなどを備えている。

資源大国ブラジルには、鉄鉱石などの鉱物資源た大豆、牛肉、鶏肉などの食料、バイオ燃料。そして新たな深海油田「プレサル」の開発で、世界有数の産油国の地位をも狙っています。

「資源」に科学技術や製造業などが結びつき、国力を高める駆動軸を形成しているのです。

ペトロプラスはプレサル開発や製油所整備で2010年から14年までに220億ドル(約20兆円)を投資する計画を持っています。

プレサルはすでに確認された鉱区だけでも可採埋蔵量が最大100億バーレルにのぼる。
この大規模なプロジェクトを使って、USPのように先端技術の開拓をめざす例や、製造業では造船の振興につなげる試みなどが活発です。

ペトロプラスは、日本の南西石油を買収しており、その活用を産出する原油の対アジア輸出に打って出るようです。

鉄鉱石貿易量でも世界の3割を占めるトップのヴァーレが2010年4月にギニアの鉄鉱山権益の取得はブラジルにとって大きな一歩である。

食のほうでは、相次ぐ買収で「食肉世界一」を狙うのJBSです。
牛肉加工や輸出で力を蓄え、2005年ごろからアルゼンチンや豪州、米国などで同業者を次々と参加に納めています。

現在、計画しているブラジル国内での合併が実現すれば、売上げ高が300億ドル規模の巨大食肉企業に変貌して、世界一の米タイソン・フーズを脅かす存在になるでしょう。

資源需要が増すなかで、ブラジルは鉱物資源、石油、食料などで増産余地を残しており、その多くの資源の安定供給として、ブラジルの役割が重要性を増してくるのは間違いありません。

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